展望 マイルCS

過去5年の傾向から

• 6歳以上で馬券になったのはサプレザとカンパニーだけ
• 3歳で馬券になったのはゴールスキーだけ
• 基本的には前走が秋天、富士、スワンの何れかから
• 前走6-9着からの巻き返しはあるが着差は全て0.9以内
• 前走10着以下からの巻き返しはなし

このあたりを前提に細かく見ていきましょう(´－｀)

　高齢馬から考えていくと、

カンパニーの8歳秋は毎日王冠1着上り1位、秋天1着上り1位という

過去5年で見れば他に連勝で来た馬はいないローテで、

　天皇賞などは小粒という人もいるかもしれませんが、
「複数勝ってる馬は少ないけどとにかくやたらとG1馬がいる」

というレースでしたし、8歳春からの相手をみていっても、

8歳時のカンパニーは当時の現役馬と比べるとやや抜けていたとしか。

　サプレザはそもそも外国馬なので特殊ですが、

サンチャリオットS連覇、3連覇からのマイルCS→香港マイル(5,6歳時)というローテ、

6歳時はGOLDIKOVAやイモータルヴァースと僅差の勝負をしつつ、ラストの香港以外は

全て3着以内なので、やはり特別なのではないかなあ。

　グランプリボス、サダムパテック、ダノンシャーク、トーセンラー、ホエールキャプチャ

この5頭はダノンシャーク以外はG1馬ですし、ダノンもG1で馬券にはなっているので、

全部特別な馬なんですが、そこまで特別なのか？というところです。

　ちなみに過去5年人気で飛んだ高齢馬はストロングリターンとキンシャサノキセキ

　トーセンラーは(昨年と同じですが)、京都大賞典からの大幅短縮ローテが異質ですし、

今年の戦歴も安田記念は(それ以前の日経賞やダービーのように)馬場のせいで,

そこを度外視すると有りだと思っています。

　グランプリボスの前走スプリンターズからというのは、

5歳時のフィフスペトルと同じで、この馬も異質かなと思うのですが、

トーセンが来ないくらいの馬場でこそ来る馬なので、

特に天候が崩れる予想でもない現状はトーセンのほうで。

　3歳馬、ゴールスキーはマイルの条件戦を3連勝(上がりも2位以内)してきたのですが、

ホウライアキコとミッキーアイルはそういった戦歴ではないですからね。

　まあミッキーアイルをどうするかなんですが、買うけど軸じゃないという立場でしょうか。

　一昨年のファイナルフォーム、さらにその前年のリアルインパクトと、
比較的理想のローテで来たディープ産駒が人気で飛んでいますし、
それ以外のそれなりに人気した3歳馬もイモータルヴァース、グランプリボス
トゥザグローリーといったところが消えていますので、
あんまり信頼しないことに(;´Д`)

　
着差や着順は特に書くことはないですが、6着で着差が1秒とか11着で着差が1.2秒とか、
そういうのも自分の狙い馬なら普通に買うべきだと思います。

　
血統については何系が有利というのはないですが、
3代以内にヨーロッパ血統が入っているというのは一つの条件かと。

　例えばディープはPOGなどだと母系も欧州型だと柔らかすぎるという理由で、
母父は米国系ダート血統が推奨されることが多いと思いますが、

このレースで来たのはドナウブルーくらい。
Lyphardのクロスがあるので米系一辺倒でもないか。

　エーシンフォワードは母母父がBlushing Groom系ではありますが、
さすがにこの馬はほぼ米国系と分類すべきでちょっと欧州系を強調するには苦しいですけど。


　まとめ

全てをクリアするのが3頭

エキストラエンド　前走富士S、5歳、ディープ×Mill Reef系
レッドアリオン　　 前走富士S、4歳、タキオン×ダンシングブレーヴ
フィエロ              前走スワンS、5歳、ディープ×Danehill

流行の重賞未勝利馬はレッドとフィエロ

サンライズメジャーはPサンデー系×Deputy Ministerの血統
ダノンシャークは年齢
ワールドエースは着順
人気しそうだけど引っかかるのも3頭

トーセンとミッキーは切れないけど推せない

穴っぽい所は出てこられれば
サドンストームはスワンS、5歳、欧州ミスプロ×Green Desert

グランデッツァは毎日王冠からのローテが問題ですが、
前走マイナス12kgが嫌だったのでポジティブに捉えることにする(;´Д`)
5歳、タキオン×Marju